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005 I ワインの出会い人の出会い
今まで色々なワインに出会ってきました。最初は18歳(1987年)の時(未成年?)、就職したホテルでフランス産のVindetable(一番お手ごろなテーブルワイン)そのワインのラベルに何が書いてあるか、当時の上司(後に私の人生の師になる人)に聞かれて分からず、初めてワイン本?(世界の名酒辞典)を買って、ラベルを理解したい一心で読みました。ワインに対して興味を持ち始めた当時、友人たちとMuscadetミュスカデ(フランスロワール地方の白ワイン1本1000円くらい)とブルサンポアブル(黒胡椒入りのチーズ)をバケットとよく一緒に飲みました。こうして始まった私とワインの出会い。最近の素晴らしい出会いはChaianti ClassicoI SOLEeOLENA1974(キャンティクラシコイゾーレオレーナ)29年前に造られたこのワインは先日このコラムで紹介したジェロボアムの安藤さんに紹介していただきました。イアリアの1974年は良くない年で、欧米のワイン評論家の誰もが、『今では手を出してはいけない』と言っている年です。若いうちに飲むにはいいが熟成させる価値はないと言うことです。しかし、先日ジェロボアムを訪ねたとき、安藤さんから『面白いのが入りましたよ』見せられた何アイテム(すべて古いヴィンテージのものばかり)のなかにあったワインです。いくつかを除いては、ラベルから判断してやばそうなワインばかりだな、と最初は思いました。ただ、ライトを当てて状態を見ていると『ひょっとしていいかも』と思える状態でした。絶対に大丈夫、美味しいだろう、とは思えなかったので、そのなかの一番はずれそうにないものを選んでもらって購入しました。10日後、そのワインをワイン好きのお客様にドキドキしながらおすすめし、お飲みいただきました。そのワインは29年もの間、ずっと、飲まれるのを待っていたかのようにまだわずかに果実味があり、なんともいえない枯れた香り、やさしく包み込むような味わい、酸味も綺麗に残っていました。人がどうやっても出来ない事、それは時間を早めたり遅らせたりすることです。このワインの味わいは、今話題のレアなワインでも、パーカーポイント100点のワインでも出せない味わい、29年という時間が、フレッシュで早飲みと言われるキャンティをここまで美味しくさせたのだ、と改めて熟成したワインの美味しさを再認識しました。これもワインの出会い、そして、人の出会いだなと思いました。
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